道場長ブログ

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2011年7月

諸刃(もろは)の剣(つるぎ)
私は合気道の他にエレクトニクス業界で開発業務も行っています。製品開発で心がけなくてはいけない事は機能性能の他に安全性、信頼性を充分考慮しなくてはなりません。その中でキーワードと言えば「プールセーフ」です。
 壊れる事を前提として壊れた場合に安全の方に傾くように設計します。
壊れた時に発煙、発火するとこれは「プールダウン」になってしまします。
原発を考えると壊れた場合プールセーフになるように各種の安全装置で護られていると思いますが護りきれない時最悪のプールダウンになります。
 諸刃の剣と言う言葉そのものでその被害は地球規模です。高い発電効率、二酸化炭素軽減の中で期待されたエネルギーとして推進されてきましたが今こそ
見直さなければならない時期になったと思います。
 太陽からの放射線を地球の地磁気で生態系は護られていますが内からの放射線被害を受けるとは皮肉な結果です。
 合気道の技の特徴は「Δ○□」三角に構え丸く捌き四角で固めると良く言われます。この丸い捌きは合気道ならではの特徴でこれは相手の安全を思いやるまさに開祖の愛の精神と私は思っています。
相手を徹底的に倒す事ではなく安全な方に導く、これは「プールセーフ」そのものです。
 東日本大震災の日は丁度仙台に出張中で帰りの新幹線の中で地震に遭いました。仙台を発車し2分後の出来事で新幹線は緊急停止し車中はそれ程揺れませんでしたがビルの壁面が崩れる様子を見て驚きました。
崩れ落ちたビルを良く見ると壁面を支えていたのは斜めに入っている筋交いが一本だけでした。
明らかに手抜き工事です。壊れ方がプールダウンです。幸い通行人が下に居なかったのが幸いですが
工事をした業者には利益追求で人への思いやりが欠落していると思いました。 
 合気道の稽古はこの「プールセーフ」の実践そのものです。プールセーフの思いやりこそ愛であり合気道を通じてこの精神性を正しく伝える事も大事な事と痛感しました。
合気道の稽古で笑顔があるのはこの開祖が築いたこの思いやりがあるからですね。

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