道場長ブログ

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2020年3月

*新型コロナウイルス感染症対応
新型コロナウイルス感染症の影響で体育館、公民館からの自粛要請が出たことから会津合気会は会員さんと話し合い3月の稽古を全道場休みにしました。
福島県は影響が少ないので休みにしなくてはとの意見もありましたが危機管理として最終的に同意を得られ決定しました。
以前、福島県合気道連盟主催の遠藤征四郎師範の講習会で目付についての指導がありました。相手と相対する時は「観の目」でとの内容です。武道的な捉え方ですが人生においても観の目で視野を広くして物を見ることが大切です。
観の目に対して「見の目」があります。これは焦点を合わせて視野は狭くなるけどしっかりと深く見る意味になります。情報化社会のなかで今回の新型コロナウイルスの状況はグローバルに状況をとらえることができます。
このことは一旦感染が広がりなにも対策しない場合感染爆発(オーバシュート)に至ることです。稽古したいと要望から目に見えず部分的に福島県は感染者数が少ない状況を見ての判断は危険になります。むしろ「見の目」でじっくり見て少ない理由およびこのまま現状を維持できる方向で考える必要があります。
何か突発的に危機が訪れた場合「今、出来ることを行う」がキーワードになります。
そういう意味で会津合気会は稽古を休む判断に至りました。
3月末になり状況はまだ悪化の中4月も休会の方向です。会員の皆様は楽しみしている稽古が出来ず残念ですがこの様な時こそ今できる稽古があります。「自主鍛錬」です。
通常の稽古の他に自主鍛錬を日常生活に組み込む機会にもなります。
LINEでは自主鍛錬の動画情報を流していますがホームページでも準備しますので是非、自主鍛錬してください。
一日も早く収束し被害がなくまた通常の稽古の日々に戻れるよう頑張りましょう。
なお、稽古の再開は諸般の情報をみて判断しお知らせします。

2011年7月

*諸刃(もろは)の剣(つるぎ)
私は合気道の他にエレクトニクス業界で開発業務も行っています。製品開発で心がけなくてはいけない事は機能性能の他に安全性、信頼性を充分考慮しなくてはなりません。その中でキーワードと言えば「プールセーフ」です。
壊れる事を前提として壊れた場合に安全の方に傾くように設計します。
壊れた時に発煙、発火するとこれは「プールダウン」になってしまします。
原発を考えると壊れた場合プールセーフになるように各種の安全装置で護られていると思いますが護りきれない時最悪のプールダウンになります。
諸刃の剣と言う言葉そのものでその被害は地球規模です。高い発電効率、二酸化炭素軽減の中で期待されたエネルギーとして推進されてきましたが今こそ
見直さなければならない時期になったと思います。
太陽からの放射線を地球の地磁気で生態系は護られていますが内からの放射線被害を受けるとは皮肉な結果です。
合気道の技の特徴は「Δ○□」三角に構え丸く捌き四角で固めると良く言われます。この丸い捌きは合気道ならではの特徴でこれは相手の安全を思いやるまさに開祖の愛の精神と私は思っています。
相手を徹底的に倒す事ではなく安全な方に導く、これは「プールセーフ」そのものです。
東日本大震災の日は丁度仙台に出張中で帰りの新幹線の中で地震に遭いました。仙台を発車し2分後の出来事で新幹線は緊急停止し車中はそれ程揺れませんでしたがビルの壁面が崩れる様子を見て驚きました。
崩れ落ちたビルを良く見ると壁面を支えていたのは斜めに入っている筋交いが一本だけでした。
明らかに手抜き工事です。壊れ方がプールダウンです。幸い通行人が下に居なかったのが幸いですが
工事をした業者には利益追求で人への思いやりが欠落していると思いました。
合気道の稽古はこの「プールセーフ」の実践そのものです。プールセーフの思いやりこそ愛であり合気道を通じてこの精神性を正しく伝える事も大事な事と痛感しました。
合気道の稽古で笑顔があるのはこの開祖が築いたこの思いやりがあるからですね。

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